公開日時 2025年06月28日 12:35更新日時 2025年06月28日 12:37

九州懸け、32チーム覇競う 沖縄県中学野球、来月21日開幕 1回戦対戦カード決定
県中学校野球選手権大会抽選会でくじを引く各校の主将ら=27日、琉球新報ホール

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名波 一樹

 第77回県中学校野球選手権大会(主催・県中学校体育連盟、県教育委員会、琉球新報社)の組み合わせ抽選会が27日、那覇市泉崎の琉球新報ホールで行われ、県内6地区の大会で上位入賞した32チームによる抽選が行われ、対戦カードが決まった。

 大会は7月21日に沖縄市のコザしんきんスタジアムで開会式を実施し、日程が順調に進めば、同26日午前9時から那覇市のセルラースタジアム那覇で決勝戦を行う予定。優勝、準優勝チームは九州中学校大会(8月3~6日、長崎県)の出場資格を得る。

 大会は各地区優勝チームの本部・上本部(国頭地区)、美里(中頭地区)、那覇中央ベースボールクラブ(那覇地区)、玉城(島尻地区)、平良(宮古地区)、石垣(八重山地区)を軸とした熱戦が予想される。昨年10月の全日本少年春季軟式野球大会県予選で頂点に立った宜野座、同12月の県中学校新人軟式野球大会を制した具志川東野球クラブにも注目が集まる。

 抽選会は、各地区の優勝校と準優勝校が同じブロックに固まらないように振り分け、初戦で同地区同士の対戦とならないようにした。開会式の選手宣誓は、抽選で南星中が引き当てた。

(名波一樹)

南星 宣誓の大役 大城、主将代役で抽選

 南星中に選手宣誓の大役をもたらしたのは大城琉也(3年)。主将の体調不良により、チームを代表して抽選会に臨んだ。大城は「(引いた瞬間に)よっしゃと心の中で思った」と驚きつつも笑顔で語った。

選手宣誓の大役を引き当てた南星の大城琉也

 南星は守備からリズムをつくっていくチーム。今大会に向けて、細かいプレーや基礎の徹底を心がけてきたという。

 外野手を務める大城は「エラーしたときもみんなで声をかけあってカバーし合える良いチームだ。絶対に優勝したい」と意気込んだ。

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