EU、米との関税交渉で政策決定権放棄せず=欧州委員長

 6月23日、欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会のフォンデアライエン委員長は、EU製品に対する米国の関税引き上げを回避するために交渉で政策決定権を放棄することはないと述べた。写真はEUと米国の旗と、「関税」の文字。4月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

[ブリュッセル 23日 ロイター] – 欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会のフォンデアライエン委員長は23日、EU製品に対する米国の関税引き上げを回避するために交渉で政策決定権を放棄することはないと述べた。

EU・カナダ首脳会談後の記者会見で「もちろん、われわれは関税品目のほか、基準や規範といった非関税障壁について議論している。戦略的購入など、あらゆる問題について話し合っている」と述べた。

一方「EUと加盟国の主権に基づく意思決定プロセスが影響を受けるのは行き過ぎになる」と述べ、それは「触れることができない」分野だと指摘した。

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