高松市中心部の渋滞の解消などに向けて計画が進められている「高松環状道路」の整備に向け、環境への影響について検討する県の審査会が始まりました。

「高松環状道路」は、高松市内を輪のように結ぶ1周およそ40キロの高規格道路で、高松市中心部の慢性的な渋滞の解消や、災害時の交通確保を目的に国と県が計画を進めています。

このうち、高松市福岡町から檀紙町までのおよそ10キロの区間については、西側から、香東川周辺を通るルート、峰山を通るルート、中央通りを通るルートの3つの案が示されています。

事業費は2200億円から4900億円と見込まれています。

会議では、国側から、3つのルートで環境への影響が予測される騒音や景観など6項目についての調査結果が報告されました。

このうち、騒音と景観については、香東川と峰山を通るルートが中央通りを通るルートに比べて影響が小さいという結果や、生態系については、中央通りを通るルートが最も影響が小さいという結果が説明されました。

一方、出席した委員からは、「工事に伴う地下水への影響を検討する必要があるのではないか」といった意見も出されていました。

県は、来月、審査会の意見をまとめた上で、国に求める意見をことし8月14日までに提出することにしています。

審査会の会長を務める香川大学農学部の野村美加教授は、「渋滞緩和と産業促進に向けて、住民が満足できるよう、環境に配慮した内容でルートを決めていければ」と話しています。

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