公開日時 2025年06月19日 11:23更新日時 2025年06月19日 18:53

沖縄「平和の礎」刻銘者のネット検索可能に 6言語に対応 沖縄戦80年
県が公開した「平和の礎刻銘者インターネット検索システム」

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琉球新報社

 沖縄県は19日、沖縄戦の戦没者を刻銘した「平和の礎」のインターネット検索システムが完成し、同日午前10時半に公開したと発表した。刻銘者の氏名、生年月日、出身地が検索できる。

 日本語をはじめ英語、韓国語、中国語、スペイン語、ポルトガル語に対応している。スマートフォンやパソコンなど各種デバイスからアクセスできる。

 平和の礎は、国籍、軍人や民間人の区別なく、全ての戦没者の氏名を刻銘する記念碑として、戦後50年の1995年に建設した。

 刻銘者の検索は、これまで現地の検索機や県への問い合わせに限られていたため、遺族などから利便性の高いシステムを求める声が上がっていた。

 玉城デニー知事は「世界中どこからでも平和の礎にアクセスできるようになった。平和を希求する沖縄の心を、よりいっそう発信していきたい」と述べた。

 「平和の礎 刻銘者検索システム」は、https://heiwaishiji.pref.okinawa.jp/

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