ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.06.17 09:07
ドイツからインドに向かっていた旅客機が爆発物の脅迫を受けて引き返したと、独紙フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング(FAZ)が16日(現地時間)伝えた。
報道によると、前日、ドイツ・フランクフルト空港を出発し、インド・ハイデラバード空港に向かっていたルフトハンザLH752便が、ブルガリアの上空で飛行経路を変え、フランクフルトに戻った。
ドイツ連邦警察は「爆発物の脅威のためにインド着陸が承認されず引き返した」と話した。
この旅客機はボーイング787-9ドリームライナー機種で乗客283人が乗っていた。
12日、インドのグラザト州から英国ロンドンに行こうと離陸したエア・インディア所属のボーイング787-8ドリームライナー旅客機が墜落して274人が死亡したことがある。
インド当局が自国航空会社のボーイング787の34機を全て点検している中、同日、中国と香港でも技術的な問題でボーイング旅客機が引き返すことが相次いだ。
15日、ロイター通信、中国の界面新聞などによると、同日午後2時27分ごろ、湖南省長沙黄花国際空港を出発した中国初の民営航空会社である奥凱航空のBK2931便は、ハート型に旋回してから約30分後の午後2時58分ごろ、黄花空港に戻った。同便は当初、午後1時ごろ出発し、午後2時55分に広東省湛江市吴川に到着する日程だった。
奥凱航空側は、機械的な故障のためだとし、「具体的な原因はまだ分からない」と明らかにした。一部のネットユーザーは、片方のエンジンの故障だと主張した。
BK2931便はボーイング737-9KF(共同体航空機)で、機齢(飛行機の年齢)は7年9カ月だ。2005年に北京で設立された奥凱航空は、ボーイング737NGシリーズを中心に22機の航空機を保有している。
16日にはインド・ニューデリー行きのエア・インディア旅客機が技術的な問題で出発地の香港に戻った。ロイターは消息筋の話として、エア・インディアAI315便が同日午後12時16分ごろ、香港から出発したが、機長が飛行中に技術的な問題を感知し、事故防止のために離陸1時間後に出発地に引き返したと伝えた。
引き返した旅客機は12日、インド西部グジャラート州アーメダバード空港で離陸直後に墜落したエア・インディアAI171便旅客機と同じボーイング787-8ドリームライナーだ。
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