
米国株式市場は反発して終了した。2021年1月撮影(2025年 ロイター/Mike Segar)
[ニューヨーク 6日 ロイター] – 米国株式市場は反発して終了した。5月の米雇用統計が堅調で景気懸念が和らいだことに加え、前日に急落した電気自動車(EV)大手テスラ(TSLA.O), opens new tabが上昇に転じたことで押し上げられた。S&P総合500種(.SPX), opens new tabはハイテク株に押し上げられ、2月21日以来初めて6000の大台に乗せて終了した。労働省発表の5月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は13万9000人増加。伸びは前月から減速したものの、予想の13万人は上回った。失業率は4.2%と、横ばいだった。これを受け、米連邦準備理事会(FRB)は利下げを急がないとの見方が改めて裏付けられた。市場ではFRBは利下げ再開を9月まで待ち、12月までに2回目の利下げを実施するとの見方が大勢。ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントのマルチセクター債券投資責任者リンジー・ロズナー氏は、労働市場に関する経済指標が軟化しなければFRBは利下げを再開しないとし、FRBは今月の会合で金利据え置きを決定するとの見方を示した。この日はまた、トランプ米大統領が米中が9日にロンドンで通商問題を協議する会合を開くと表明。トランプ氏は前日、中国の習近平国家主席と電話会談を実施したばかり。9日の協議は「極めてうまくいく」との見方を示した。
市場はこうした展開も歓迎。ハリス・フィナンシャル・グループのマネジング・パートナー、ジェイミー・コックス氏は「貿易を巡る合意という『ニンジン』が目の前にぶら下げられると、市場はたちまち追いかける」と指摘。ただ、実際に合意が成立するかが重要になると述べた。
この日の取引でS&P総合500種(.SPX), opens new tabとダウ工業株30種(.DJI), opens new tabが共に約3カ月ぶり高値を更新。テスラはイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)とトランプ氏との間で公の確執が激化する中、前日の取引で約15%急落。この日はマスク氏とトランプ氏の舌戦が沈静化する中、3.8%高で終了した。他のメガキャップ
(超大型株)も上昇。
アマゾン・ドット・コム(AMZN.O), opens new tabは2.7%、
グーグルの持ち株会社アルファベット(GOOGL.O), opens new tabは3.25%高で引けた。一方、 カナダのスポーツ衣料品大手ルルレモン・アスレティカ(LULU.O), opens new tabは19.8%急落。トランプ米政権が掲げる関税措置に起因するコスト高を理由に年間利益目標を引き下げたことが嫌気された。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.14対1の比率で上回った。ナスダックでも2.52対1で値上がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は145億株。直近20営業日の平均は178億株。
LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります
※米国株式市場
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