カナダ銀行(中央銀行)は4日、政策金利を2.75%に据え置くことを決めた。据え置きはこれで2会合連続で、市場の予想通り。ただ、米国の関税の影響で景気が低迷し、インフレが引き続き抑制されていれば、利下げが必要になる可能性があるとの認識を示した。

  今回の据え置き決定については、「カナダ経済にとって最大の逆風」とするトランプ米大統領の関税政策に関して一段の情報を待ちたい考えを表明。

  一方で、カナダ経済は第1四半期(1-3月)に予想以上の底堅さを示しており、基調インフレ指標の上昇も足元で顕著になっていると指摘した。

  マックレム総裁は会見の冒頭、「米国の関税と不透明感が継続する中で経済がさらに弱含み、インフレのコスト圧力が抑制されていれば、政策金利を引き下げる必要が生じる可能性がある」と発言。金利の先行きについては「政策委員会内でも多様な見解があった」と明かした。

  中銀の決定を受けて、カナダ・ドルは対米ドルで年初来高値を付けた。次回会合は7月30日に開催予定。

Macklem Holds | Trade conflict with US is Canadian economy's "biggest headwind"

 

 

Bank of Canada Interest Rate Announcement

会見するカナダ中銀のマックレム総裁

Photographer: James Park/Bloomberg

 

原題:Bank of Canada Holds at 2.75%, ‘Could Be a Need’ for Cut (5)(抜粋)

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