台湾沿岸警備当局、中国の「政治作戦」に警戒 頼総統就任1年控え

  5月19日、台湾の沿岸警備を担う海巡署は頼清徳総統(写真)の就任1年を20日に控え、中国が台湾の民心を乱そうとする可能性があるとの警戒感を表明した。台北で8日撮影(2025年 ロイター/Ann Wang)

[台北 19日 ロイター] – 台湾の沿岸警備を担う海巡署は19日、頼清徳総統の就任1年を20日に控え、中国が台湾の民心を乱そうとする可能性があるとの警戒感を表明した。

中国のソーシャルメディアでは18日、小さなボートで台湾海峡を渡ってきたと主張する男性が人里離れた浜辺に上陸し、中国国旗を立てた後で中国に戻る様子が映った動画が投稿された。この動画はその後削除された。海巡署はこれが台湾の浜辺で撮影されたものだと確認した。

また、海巡署は16日、ゴムボートで台湾に不法に入り込み、北西の浜辺に上陸した中国人2人を拘束したと発表した。

この2つの件について質問された海巡署の担当者は記者団に対し、中国は訓練といった圧力戦術を使う機会を狙っており、「頼総統の就任記念日に中国共産党が再び同じような戦術や動画を使って政治作戦を仕掛け、台湾の民心を乱す可能性は否定できない」と語った。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

WACOCA: People, Life, Style.