東京都では12日から4回目の「緊急事態宣言」が始まりました。高齢者を中心にワクチン接種が進んでいますが、対策や基準はこれまでのままで良いのでしょうか。

 加藤官房長官:「(Q.自粛疲れがみられる。政府としてどう国民の理解を求め、実効性を高める?)今回の(緊急事態)宣言はワクチン接種が進み、効果が現れるまで全国的な感染爆発を未然に防ぐための万全の措置であるということも含めて国民の皆さんのご協力、ご理解頂きたい」

 4度目の緊急事態宣言に理解を求めた加藤官房長官。

 しかし、“これまで通り”の我慢が強いられるなか、街では様々な疑問の声が・・・。

 30代:「あんまり危機感とかなくなってきちゃってますね」

 繰り返えされる宣言への「慣れ」。12日も街では多くの人が行き交っています。

 11日の人出も宣言発出が決定したにもかかわらず、都内各地で増加。1週間前と比較して30%以上増えている所も。厳しい規制である反面、その効果はあるのでしょうか。

 また・・・。

 60代:「飲食業だけに負担がしわ寄せされている感じ」

 「まん延防止等重点措置」から緊急事態宣言に変わり、再び「酒類提供禁止」へ。苦しい状況が続く飲食店からは・・・。

 根室食堂・平山徳治店長:「居酒屋にとって酒を提供できないというのは本当に致命的で、酒の提供を禁止しない形での政策っていうのを見出して(ほしい)」

 他に方法はないのでしょうか。

 そして・・・。

 30代:「ワクチンとか打ち始めているので、もう少しくらい様子見てくれても良かったかな」

 急速にワクチン接種が進む今、東京では高齢者の2回目の接種率が50%に迫り、感染者の年齢層も若者の割合が徐々に大きくなってきています。

 ツイッターでは「接種者なら病院や高齢者施設の面会を許可してもいいのでは?」「ワクチン打っても飲み屋にもフェスにも行けないの?」「なんで同じ規制が続くの?」といった意見が。

 繰り返される緊急事態宣言。しかし、ワクチン接種が進んだことで前回の宣言時とは状況にも変化が。

 にもかかわらず、宣言の内容はそのまま。4度目の緊急事態宣言、今の状況下に合わせた宣言内容になっているのか。規制緩和できる部分がないのか考えます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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