「貿易環境を積極的に改善へ」、ドイツ新経済相が意欲

ドイツ経済相に新たに就任したカテリーナ・ライヒェ氏(写真)は7日、「国内企業にとっての輸出入機会が今後数年以内に自然に改善することは期待できない」と述べ、貿易環境を積極的に改善していく必要があるとの見解を示した。6日撮影(2025年 ロイター/Annegret Hilse)

[ベルリン 7日 ロイター] – ドイツ経済相に新たに就任したカテリーナ・ライヒェ氏は7日、「国内企業にとっての輸出入機会が今後数年以内に自然に改善することは期待できない」と述べ、貿易環境を積極的に改善していく必要があるとの見解を示した。

前任者のロベルト・ハーベック氏から引き継ぎを受けた後に語った。

ライヒェ新経済相は、チリやメキシコ、オーストラリア、インドなどの国々のほか、南米の関税同盟メルコスル(南部共同市場)との自由貿易協定によって欧州連合(EU)の貿易パートナーを多様化することの重要性に触れる一方、米国がドイツの主要貿易相手国であることに変わりはないと指摘。「貿易戦争は双方にとってマイナスであり、だからこそ米国と自由貿易協定を結ぶことが重要だ」と述べた。

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Maria Martinez is a Reuters correspondent in Berlin covering German economics and the ministry of finance. Maria previously worked at Dow Jones Newswires in Barcelona covering European economics and at Bloomberg, Debtwire and the New York Stock Exchange in New York City. She graduated with a Master of International Affairs at Columbia University as a Fulbright scholar.

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