トランプ米大統領は、メキシコとの国境における水利権を巡り、同国に対して新たな関税と制裁措置を課す可能性を示唆した。
自身のソーシャルメディアプラットフォーム「トゥルース・ソーシャル」への10日の投稿で「ロリンズ農務長官がテキサス州の農家のために立ち上がっている。メキシコが条約を守り、テキサス州に供給されるべき水が与えられるまで、関税、さらには制裁措置も含め、対応をエスカレートさせ続けるつもりだ」とコメントした。
メキシコとテキサス州の双方で干ばつが発生する中、水供給を巡る緊張が高まっている。北米干ばつモニターによると、2月末の時点で、米国とメキシコにまたがるリオ・グランデ川(リオ・ブラボー川)流域の7割余りが中程度または深刻な干ばつ状態にある。
米国は3月、ティフアナへの水供給に関するメキシコからの要請を拒否。トランプ氏は両国間の水資源に関する1944年の条約に基づき、メキシコは合計で約130万エーカーフィート(約1.604立方キロメートル)の水を供給する義務があるが、それを果たしていないと主張している。
これに対し、メキシコのシェインバウム大統領はX(旧ツイッター)への投稿で、自国の干ばつに言及した上で「利用可能な範囲の水を使って(条約を)順守してきた」と説明。政権当局者に対し、米農務省および国務省に「直ちに連絡を取る」よう指示したとし、「他の問題と同様に合意に達すると確信している」とコメントした。
原題:Trump Threatens More Tariffs on Mexico Over Water Rights (1)(抜粋)

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