ドイツのショルツ首相は6日、自由民主党(FDP)を率いるリントナー財務相を解任し、総選挙を来年3月に実施する考えを示した。これにより、社会民主党(SPD)とFDP、緑の党の3党連立は崩壊した。
SPDのショルツ首相は、来年度予算の歳入不足を補うために新規借り入れを制限するルールを一時棚上げにする案をリントナー氏が拒否したためだと説明した。同首相は3月の早期選挙実施に向け、1月15日の信任投票実施を呼びかけた。
早期選挙を実施する権限はドイツの首相ではなく大統領が有する。ただ首相は、連邦議会(下院)による信任投票で故意に敗北することにより早期選挙を目指すことが可能だ。
1月15日の信任投票が否決された場合、ショルツ首相はシュタインマイヤー大統領に議会解散を要請できる。総選挙は議会解散後60日以内に実施しなければならない。
同首相は「リントナー氏は私の信頼を利用して、解決を妨げることがあまりに多かった」とし、「リントナー氏は自党の短期的な存続を目指している。このような利己主義はまったく理解できない」と述べた。
直近の世論調査ではキリスト教民主・社会同盟 (CDU・CSU)の支持率が30%強とリードしており、早期選挙が実施された場合、勝利し与党に返り咲く可能性もある。
2025年度予算や経済問題を巡り連立政権内で見解の対立が続いていたため、ショルツ首相の今回の動きは意外なものではなかった。同首相と閣僚はここ数週間、相反する政策文書を公表するなど、機能不全の兆候を示していた。
リントナー氏は新規借り入れに制限をかけるルールを厳格に順守すべきだと主張し、これが主な対立点となってきた。SPDと緑の党は軍備強化や気候変動対策に資金を投入するために債務の拡大を求めている。

原題:Scholz Seeks Snap Vote in Germany After Firing Finance Chief (1)、Scholz Calls for Snap Vote in March After Firing Finance Chief、Scholz Fires Finance Minister, Raising Prospect of New Election(抜粋)
(背景などを追加して更新します)

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