欧州最大の自動車メーカー、独フォルクスワーゲン(VW)は、米国向け輸出車を対象に定価に輸入手数料を上乗せする計画だ。トランプ米大統領が課した25%の自動車関税の影響が直ちに表れた格好となった。
オートモーティブ・ニュースが報じたところによれば、VWは米国のディーラーに文書を送り手数料を通知したほか、メキシコからの鉄道による車両輸送を一時停止し、欧州から輸送された車両については港で留め置くことも伝えた。VWの広報担当者は同文書の存在は認めたが、内容についてはコメントを控えた。
ドイツの自動車メーカーは、トランプ大統領の追加関税の影響を特に受けている。ドイツ自動車工業会(VDA)のヒルデガルト・ミュラー会長は米関税措置は「通商政策における根本的な転換点」との見方を示し、この動きは米国内を含めて敗者を生み出すだけだと述べた。さらに米国では「インフレが加速し、製品の選択肢も狭まる」ことから、消費者が打撃を受けるだろうとも指摘した。
VWは利益率の高い北米市場での拡大を長年目指しており、昨年は北米が売上高の約5分の1を占めた。

原題:Volkswagen Plans Price Hikes Following Trump’s 25% Auto Tariffs
(抜粋)

WACOCA: People, Life, Style.