北海ブレント原油に対するヘッジファンドの強気ポジションがここ5カ月で最も大きく増えた。米国によるイランへの新たな締め付けと中東情勢緊迫化により、世界的な資金流動性が圧迫され得る恐れが背景だ。

  ICEフューチャーズ・ヨーロッパのデータによると、ヘッジファンドなどの運用担当者は3月25日までの1週間にブレント原油のロング(買い持ち)を正味26万2070枚に膨らませた。5万5932枚増と、昨年10月以来の大きな伸びを記録した。

Bullish Brent Bets Jump by Most Since October | Hedge funds snapped up long bets as supply risks grow

 

 

  トランプ米大統領がイエメンの親イラン武装組織フーシ派に対する新たな攻撃を命じたほか、イスラエルがイスラム組織ハマスとの停戦を事実上終わらせ、トレーダーらは世界的な資金の流れの混乱に備えた。

  米国はまた、イラン産原油の購入疑惑で中国の小規模な製油所とその最高経営責任者(CEO)、およびターミナル運営会社に制裁を科し、対イラン圧力を再び強めた。

  一方、米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)でファンドのロングポジションが5週間ぶりの高水準に達した。トランプ大統領がベネズエラ産原油を購入する国々への関税を課すと威嚇した。

原題:Hedge Funds Boost Bullish Brent Bets on Sanctions, Mideast Risk (抜粋)

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