「日向灘沖限定?南海トラフの全体に影響?まだまだ判断できない」宮崎で最大震度5弱地震 南海トラフ地震「調査終了」も東北大今村教授「地震への備え継続を」
13日夜、宮崎県で最大震度5弱を観測した地震を受けて、気象庁は、南海トラフ巨大地震との関連を調査し、その後、「調査終了」と発表しました。ただ、専門家は、日ごろから地震への備えを続けるよう呼びかけてています。
去年8月よりも強い揺れ感じる
13日、宮崎県で震度5弱を観測する地震が発生しました。気象庁は、去年8月に続き2回目となる「南海トラフ地震臨時情報、調査中」を発表しました。東北大学災害科学国際研究所 今村文彦教授(津波工学):
「宮崎周辺に知り合いがいてメールで情報交換した。去年8月よりも揺れとしては強い状況もあったと。場所にもよるが地震の発生したエリアがより内陸側、皆さんが住んでいる側に近いので強い揺れを感じたと考えている」震源は去年8月と同じ日向灘で、プレート境界型の地震です。今村教授は、8月よりも沈み込みが深い場所、陸に近い所で発生したと分析しています。
「調査終了」を発表したが…
気象庁は、南海トラフ地震との関連を調査した結果、「新たな巨大地震が起きる可能性が平常時より高まっていると考えられる現象ではなかった」として調査を終了しました。東北大学災害科学国際研究所 今村文彦津波工学教授:
「マグニチュードの規模が基準に至らなかったので、終了という判断は妥当だと思うが、去年の8月も含めて地震が活発化している。日向灘沖に限定されるのか、さらに広がって南海トラフの全体に影響するのかまだまだ判断できない」今村教授は、改めて地震や津波のへの事前の備えや発生した際の対応をしっかり確認してほしいと話します。東北大学災害科学国際研究所 今村文彦津波工学教授:
「耐震化、室内の転倒防止などしっかりやってもらう。大きな地震の後は津波が発生する可能性もある。避難計画でどこにどういうルートで安全に避難するか確認する」気象庁は揺れの強かった地域について今後1週間ほど、特に今後2、3日は最大震度5弱程度の地震に注意するよう呼びかけています。
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