米国株式市場では、半導体大手エヌビディアの決算発表を引け後に控え、S&P総合500種がほぼ横ばいで取引を終えた。2021年1月撮影(2025年 ロイター/Mike Segar)
[ニューヨーク 26日 ロイター] – 米国株式市場では、半導体大手エヌビディアの決算発表を引け後に控え、S&P総合500種(.SPX), opens new tabがほぼ横ばいで取引を終えた。
午後の取引では、トランプ米大統領の関税を巡る発言を消化する中、株価が圧迫された。
トランプ氏は26日、欧州連合(EU)からの輸入品に対する25%の関税賦課を近く発表すると述べた。メキシコとカナダに対する関税については4月2日に発動すると表明し、発動再延期への期待が高まった。 もっと見る エヌビディアは上昇して通常取引を終了。フィラデルフィア半導体指数(.SOX), opens new tabも上昇した。業種別では情報技術(.SPLRCT), opens new tabが上昇した一方、ヘルスケア(.SPXHC), opens new tabや主要消費財(.SPLRCS), opens new tabなどに売りが出た。
投資家の関心はエヌビディアの決算とコメントに集まる。人工知能(AI)業界では1月、中国ディープシークの低コストモデル登場を受けて動揺が広がり、米企業の巨額投資に対する疑念が生じた。
シノバス・トラストのポートフォリオマネジャー、ダニエル・モーガン氏は、エヌビディアから需要について前向きなコメントが出れば、AIに多額の投資をする企業の株価が上昇すると予想した。
LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります
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