中国、ウクライナ和平努力を支持 ガザは「交渉材料でない」=王氏

中国の王毅外相は18日、国連安全保障理事会で、中国は「ウクライナの和平交渉につながるあらゆる努力を支持する」と表明した。同日撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)

[国連 18日 ロイター] – 中国の王毅外相は18日、国連安全保障理事会の多国間主義会合で、中国は「ウクライナの和平交渉につながるあらゆる努力を支持する」と表明した。中東情勢については、パレスチナ自治区ガザとヨルダン川西岸は「政治的トレードオフの交渉材料ではない」という認識を示した。

中国は2月の安保理議長国を務める。

王氏は、ウクライナ問題を巡り、中国は引き続き習近平国家主席が示した4つの指針を堅持するとも述べた。新華社によると、その指針とは全ての国の主権と領土保全の尊重、国連憲章の目的と原則の順守、全ての国の正当な安全保障上の懸念への配慮、危機の平和的解決に資する努力の支持。

米国とロシアは18日、サウジアラビアの首都リヤドでウクライナの停戦などを協議する高官会合を開き、米ロ関係における懸案事項に対処し、ロシア・ウクライナ戦争の終結への道筋を模索することで合意した。 もっと見る

ロシアのネベンジャ国連大使は安保理会合で、ウクライナ紛争終結に向けた取り組みについて、「和平案を提案し仲介役を主張する国は何よりもまず、この紛争の原因を明確に理解する必要がある」と指摘。「ロシアに地政学的敗北を与える」ことを望む姿勢に加え、ロシアの安全保障上の利益が軽視され、ウクライナ政府が国民全体の権利を尊重していないことが根本的な原因という認識を示した。

中東情勢については、王氏は2国家解決の維持が重要と強調。「ガザとヨルダン川西岸はパレスチナ人の故郷であり、政治的なトレードオフの交渉材料ではない。パレスチナ人がパレスチナを統治するというのは、紛争後のガザの統治において従わなければならない重要な原則だ」と述べた。

王氏は会合後の記者会見で、現在はウクライナ紛争に最も注目が集まっているが、ガザ危機のような国際社会が注意を払うべき問題は他にもたくさんあると警鐘を鳴らした。

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