[ニューヨーク 18日 ロイター] – 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対して上昇した。関税措置やウクライナ和平交渉を巡る懸念から、安全資産としてのドルの需要が高まった。
主要通貨に対するドル指数は0.3%高の107.08。14日に付けた2カ月ぶり安値の106.56からそれほど遠くない水準で推移した。
米国とロシアが18日、サウジアラビアの首都リヤドで開いたウクライナの停戦などを協議する高官会合が注目された。 もっと見る
マネックスUSA(ワシントン)のトレーディング・ディレクター、フアン・ペレス氏は、不確実性や戦争終結に向けた取り組みの中で、ドルは安全性の高い通貨であり続けるとの見方を示した。
ドルは対円で0.3%高の151.95円。ドルは2月のNAHB/ウエルズ・ファーゴ住宅建設業者指数が2024年9月以来の低水準となったことを受け、上げ幅を縮小する場面もあった。 もっと見る 豪ドル/米ドルは0.1%安の0.6349米ドル。オーストラリア準備銀行(中央銀行)は18日、約4年ぶりに利下げを決定した。インフレ抑制で進展があったとするものの、ブロック総裁は勝利宣言は時期尚早と述べ追加利下げの言質を与えなかった。 もっと見る
ユーロは0.4%安の1.0447ドルと、2日連続で下落した。
英ポンドは0.2%安の1.2598ドル。英国立統計局(ONS)が発表した統計によると、英国の賃金は24年第4・四半期に伸びが加速した。景気低迷にもかかわらず、イングランド銀行(英中央銀行)が追加利下げを慎重に見極めようとしている要因が改めて鮮明になった。 もっと見る
金利先物市場が見込む米連邦準備理事会(FRB)による年内の利下げ幅は約37ベーシスポイント(bp)。14日の終盤時点では41bpだった。
表はLSEGデータに基づいています
※外為市場
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