太陽と史上最接近のNASA探査機、「無事」が判明 正常に作動

12月27日、米航空宇宙局(NASA)はこれまでに打ち上げられた宇宙探査機の中で太陽に最も近づいた探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」について、最接近後も「無事」であることが判明し、正常に作動していると発表した。画像は同探査機のイメージ図。2018年NASA提供(2024年 ロイター)

[27日 ロイター] – 米航空宇宙局(NASA)は27日、これまでに打ち上げられた宇宙探査機の中で太陽に最も近づいた探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」について、最接近後も「無事」であることが判明し、正常に作動していると発表した。

この探査機は「コロナ」と呼ばれる太陽の大気層を飛行。24日に太陽の表面から610万キロ付近まで接近した。

ジョンズ・ホプキンス応用物理学研究所(メリーランド州)の運用チームが27日午前零時直前に探査機からの信号を受信。探査機に関する詳細なデータが来年1月1日に送信される予定という。

NASAのウェブサイトによると、探査機は最大時速69万2000キロで移動し、摂氏982度の高温に耐えた。

NASAは今回の接近調査について、コロナがなぜ100万度を超える高温になるのかや、太陽から放出された粒子の流れ「太陽風」がどのように加速するのかを解明する手掛かりになると説明している。

探査機は2018年に打ち上げられた。

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