<田中健太郎気象予報士>「6月30日夕方6時の雨の降り始めからの雨量は、4日午後0時の時点で天城山や御殿場、三倉では500ミリを超えています。三倉や高根山では72時間降水量が観測史上最大となっています。県内各地で雨の量が多くなっていますが、この原因は停滞する活発化した梅雨前線です。7月1日頃から前線が居座ったことで県内には大量の水蒸気が流れ込んで活発な雨雲が発生し大雨へとつながりました。熱海市網代では1日から3日までの雨の量はそれぞれ100ミリ以上降っていて、この3日間で400ミリ以上の大量の雨が降りました。ただ、注目したいのが最大1時間降水量で、それぞれそれほど降っておらず、激しい雨は観測されていません。ですので今回は、ある程度強い雨が長く続いてしまったのが、災害に繋がってしまった原因となりました。現在、大量の雨が降ったことで地盤が緩んでいます。土砂災害の危険度分布図を見ると、今、熱海市は一旦雨がやんで小康状態となっていますが、まだ「警戒」となっています。土の中の水分量がかなり多くなっています。この状態で、また5日にかけて雨が降る予想です。断続的に雨雲が県内にもかかる見込みです。熱海市では4日夕方から夜になると活発な雨雲がかかってきます。4日は多いところで40ミリの激しい雨が予想されます。5日の朝にかけても降ったりやんだりが続くでしょう。5日も静岡県では、多いところで1時間に30ミリの激しい雨が予想されます。急にバケツをひっくり返したような雨が降ってきて、土砂災害の危険度が高まる恐れがあります。引き続き警戒して過ごしてください。

7月4日 SBSテレビ「報道特別番組 続報 熱海で土石流」

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