近年、災害をもたらす大雨の要因の一つとなっている「線状降水帯」について、気象庁は、今年から新たな情報提供を始める予定ですが、有識者会議に示した案に対し、委員から異論が相次ぎ、気象庁は内容の練り直しを迫られることになりました。

 「線状降水帯」は発達した積乱雲が直線状に並び、長時間にわたって大雨を降らせる現象で、去年、熊本県で球磨川が氾濫した「7月豪雨」など、近年、甚大な災害をもたらす大雨の要因の一つとなっています。

 このため気象庁は、線状降水帯とみられる気象現象が確認された場合に、大雨による災害発生の危険度が急激に高まっていることを伝える「線状降水帯に関する情報」の提供を今年の梅雨のシーズンが本格化する前に新たに始める予定です。

 気象庁は15日、「線状降水帯に関する情報」の案を有識者会議に示しましたが、委員から情報を出すことへの理解は得られたものの、「気象状況を伝える解説情報なのか、住民に警戒や注意を呼びかける防災情報なのか、位置づけが不明確」「大雨警戒レベルと関連付けずに、また新しい情報を付け加えるのか」といった異論や疑問が相次ぎました。

 このため気象庁は急きょ、有識者会議をもう一度行い、再び検討することを決めました。情報の中身や位置付けについて、練り直しを迫られた格好です。
(2021年3月15日13:57)

#大雨 #豪雨 #警戒レベル
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