青森県むつ市出身の俳優、松山ケンイチさんが青森県庁を訪れました。宮下知事に報告したのは?

【松山ケンイチさん】
「どうしても、南部裂織と皮で何かできないかというのをずっと話をしていて」

松山ケンイチさんが宮下知事に紹介したのは、アップサイクルブランド「momiji」。

松山さんと、妻で俳優の小雪さんが、2022年に始動したプロジェクトです。

【松山ケンイチさん】
「害獣の問題だったりとか、そこで廃棄されているシカの皮、クマ、イノシシ、そういうものを何とかして利活用できないか」

廃棄物に、新たな価値を与えて生まれ変わらせる「アップサイクル」。

やむを得ず駆除された動物の皮で作られたこちらのバッグは…。

【松山ケンイチさん】
「アップサイクルってあなたにとって何ですか?と言われたら、『南部裂織』って僕は答えるくらい、すごく印象に残っている伝統工芸なんですよね」

シカの皮で織られた「南部裂織」が、両サイドに施されています。

このほか、洋服や傘のデザインにも南部裂織を取り入れています。

今回の県庁訪問。宮下知事が、松山さんへ送った手紙がきっかけで実現しました。

【松山ケンイチさん】
「全国の職人さんたちと出会って、いろんな話を聞きたいと思うし、一緒にものづくりできたらなと思っているので、青森にも、まだまだ僕の知らないものがあるんじゃないかなと思って、楽しみにしています」

アップサイクルブランド「momiji」は、30日から、東京でポップアップストアが開かれます。

WACOCA: People, Life, Style.