北海道内は10月6日も大気の状態が非常に不安定で、各地で大雨と暴風で被害も出ています。

 夜遅くにかけ、暴風や高波、大雨による土砂災害に警戒が必要です。

 発達した低気圧の影響で、道内は大気の状態が非常に不安定になっています。

 雨に加え全道的に暴風となっていて、太平洋沿岸部のえりも岬で最大瞬間風速37.5m、札幌市でも今シーズン一番の23.3mを記録しています。

 暴風の影響で後志地方の岩内町や島牧村など、日本海側ではいたるところで倒木が確認され、これまでに後志地方の蘭越町全域を含む3820戸(午前11時30分時点)が停電しています。

 「架線が切れて、復旧へ向け作業が続けられています」(齊藤健太記者)

 函館市では午前7時40分ごろ市電の架線が切れたため、函館駅と湯の川の間で運転を見合わせています。

 復旧のめどはたたず、函館バス3台が代替輸送にあたっています。

 「様似町鵜苫地区です。昨日に比べて冷たい風が吹いています。現在土砂の撤去作業が行われています」(沼田海征記者)

 5日の大雨で、一部の住宅街にも土砂が流れ込んだ太平洋沿岸部の様似町鵜苫地区では、復旧作業が行われました。

 一方、土砂崩れが起きた国道336号線は全面解除のめどは立っていません。

 道内では夕方にかけて暴風に、夜遅くにかけては高波や土砂災害などに警戒が必要です。

WACOCA: People, Life, Style.