今回の裁判について、HTB司法キャップの立田記者が解説します。
高等裁判所での二審でしたが、この前に行われた地方裁判所の一審ではどのような判決が下されたんでしょうか?
【一審判決について】
主な争点になったのは、津波対策が十分かどうかです。札幌地裁は、地盤の液状化の恐れについて北電側の説明が十分ではないと指摘。安全性の基準を満たしていないとして運転差し止めを命じる判決を出しました。
【二審のポイント】
再稼働を目指す北電としては、二審では前回の裁判で説明が不十分とされた津波対策を示しきれるかがポイントです。北電が提出した文書では、防潮堤が液状化の影響を受けないよう、丈夫な岩盤の上に防潮堤を設置するとしました。
【再稼働は?】
裁判と並行して、現在、泊原発では国の原子力規制委員会が3号機の再稼働に向け安全性を審査しています。北電は、今年中に周辺の火山の影響や津波の説明を終え、来年4月下旬に防潮堤など施設設備の説明を終えて、主な審査項目の説明を終えたい考えです。審査に合格すれば、2026年にも3号機を再稼働したいとしています。
【司法の判断】
これまでに道外の原発の判例を見ると、福井県の大飯原発や高浜原発では一審で地裁が差し止めを命じたものの、高裁が判断を覆しました。弁護団によりますと、これまでに運転の差し止めが認められたまま判決が確定した例はないということです。
泊原発はどうなるのか、二審の行方に注目が集まっています。
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2 Comments
日本の食糧庫である北海道に原発は要らない。再エネですべて賄う事は完全に可能。
火力→バイオマス、原発→洋上風力、水力も地熱も広大な北海道には太陽光発電も。
ホンマに活断層なんか?あるんかい?海外に調査してもらったらええちゃうか?
活断層あるある いっとかないと 自分らの仕事なくなるさかい?引き延ばしてるんちゃうか?