HOKUSAI
監督/橋本 一
出演/柳楽優弥、田中泯
阿部寛、永山瑛太
瀧本美織 ほか
監督/橋本 一(はしもと はじめ)
劇場版 シグナル 長期未解決事件捜査班(21)
HOKUSAIそのものが1年延期されての公開のため
探偵はBARにいる(11) 探偵はBARにいる2(13)
葛飾北斎・勝川春朗(かつかわ しゅんろう)
青年期/柳楽優弥
老年期/田中泯
蔦屋 重三郎(つたや じゅうざぶろう)/阿部寛
喜多川 歌麿(きたがわ うたまろ)/玉木宏
東洲斎 写楽(とうしゅうさい しゃらく)/浦上 晟周(うらがみ せいしゅう
コト/瀧本美織
柳亭 種彦(りゅうてい たねひこ)/永山瑛太
曲亭 馬琴(きょくてい ばきん)/辻本 祐樹(つじもと ゆうき)
映画は全4章で構築されており、第1章は北斎が勝川春朗(かつかわ しゅんろう)を名乗っていた頃。
貧乏絵師だったかれが、蔦屋 重三郎(つたや じゅうざぶろう)/阿部寛に見いだされる話し
2章は 結婚をし、子供を設けることができる北斎の、時代の中における悲哀を
3章は老年期となり、彼がさらに転換するきっかけとなる話しと富嶽三十六景が生まれる流れを
4章は彼の最後の生きる姿を描いている。
北斎の代表的な作品
富嶽三十六景といえば、永谷園のお茶漬けに入っていたカードで知ったのが最初。美術の授業では、写楽、歌麿の浮世絵とともに、フランスの印象派などにも影響を与えたと言われる
自分たちが自由に表現できる今
それこそが大切なことであり、幸せであることも教えてくれる1本
徳島の人は観ておいてほしい
劇中で登場する 写楽 は 斎藤十郎兵衛 と言われている人なので、徳島と細いながらも縁がある映画なんだ…というのは知っておいてほしいものです
全体的には淡々として映画は進む。
ドキュメンタリーでもなく、ドラマティックでもないが、様々な逸話を残す葛飾北斎の人生を丁寧に描いている1本
耕書堂(こうしょどう)に江戸幕府の査察が入り、絵画や看板が燃やされるが、旦那の重三郎(阿部寛)は
出る杭は打たれる それだけ我々が注目されたことであり、今回のことによって知らぬ人はいなくなる
と前向きな発言をする男であった。
彼は遊郭に行きとある部屋に入るとそこにいたのは喜多川歌麿(玉木宏)だった。歌麿のパトロンでも合った重三郎は引き続き彼に絵を描くことを依頼し、彼の希望を叶える。
そんな江戸に売れない絵師がいた。勝川春朗(かつかわ しゅんろう)/柳楽優弥でのちの北斎。
描いた絵を売るなどをしてその日暮らしの金を稼ぐ貧乏絵師。
重三郎は彼の才能に気づき、言動や行動から大きく成長できないでいた勝川春朗(かつかわ しゅんろう)を焚きつけるように歌麿と引合せ、彗星のごとく現れた絵師、写楽と引き合わせる。
その後、改めて描いた絵を持ってきた春朗に対して、
「何のために描くのか?」
と問いかける。その問いに対して
「売れるため、成り上がるため」
と言い放つ勝川春朗(かつかわ しゅんろう)に、重三郎は「そんな気持ちで描くならやめろ」と言い放つ。
ショックを受け流浪する勝川春朗(かつかわ しゅんろう)だが、大波を寄せる海岸で 描きたいものを見つけ、描いたものを重三郎に見せる。
重三郎はその絵をひと目見たときに惹かれる。
そして書かれている名前を見ると 北斎 と書かれていたのだった。
それからまもなくして、重三郎は江戸患い(えどわずらい/かっけ)でこの世を去るのだった。
そして時は流れ……第2章
北斎は曲亭 馬琴(きょくてい ばきん)/辻本 祐樹(つじもと ゆうき)の描く小説の挿絵を描くようになっていて……
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