底なしに出てくる五輪賄賂地獄事件を見て、小平選手は日本は五輪を招致できる国ではないと思ったのではないか。そして招致活動を拒否した勇気を高く評価したい。それは、五輪の選手が一部の既得権獲得者の金儲けの手段に使われていることに気が付き、協会やスポーツ関係者から阻害される危険性があるにもかかわらず、堂々と自分の意見を伝えたからである。こうした圧力に屈せず、他の選手も声を上げていくべきであると思う。そして多くの選手たちが政権を無言のうちに説得していく社会を作っていくべきである。

WACOCA: People, Life, Style.