“紀州のドン・ファン”と呼ばれた、和歌山県の資産家・野崎幸助さん(当時77)が殺された事件をめぐり、2人をよく知る関係者によりますと、事件の直前、元妻の須藤早貴容疑者(25)は、野崎さん側から離婚を切り出されていたということです。
野崎さんの胃の内容物からは、0.5~1gとされる、致死量を超える覚醒剤が検出されました。警察は、須藤容疑者が事件当日の夕食時、飲食物に覚醒剤を混入するなどして摂取させた疑いがあるとみて、調べを進めています。また、須藤容疑者が、薬物の売人と接触し、直接、覚醒剤を購入したとみています。
捜査関係者によりますと、野崎さんの体内だけでなく、自宅の掃除機や台所からも覚醒剤の成分が検出されていたということです。
2人の間に、何かトラブルがあったのか。野崎さんが経営していた会社の元役員が、当時の須藤容疑者の様子を語りました。
野崎さんの会社の元役員:「『100万くれるんだったらいいかなと思って、奥さんになった』と。僕に言った言葉やからね、彼女が。(Q.言い方はどんな感じ?)ごく普通に、今言ったみたいな感じですよ。『まぁいいかな』というような。(Q.野崎さんが亡くなった直後は?)彼女は涙もなければ何もなかった。あまり普通と変わっていなかった。(Q.社長は覚醒剤は?)一切、絶対ない。それは言えます。一番そばにずっとおったから、僕は。そこはよく分かる」
警察は、須藤容疑者の受け答えや認否については明らかにしていません。動機や覚醒剤の入手ルートなど、今後の捜査で明らかにしていきたいとしています。
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