燃料価格の高騰などから新電力会社からの契約切り替えを一時停止をしていた東北電力が、切り替えを希望する事業者向けに新たな料金プランの受け付けを始めました。
新たな料金プランは、事業者の30分ごとの「電気使用量」と、これに対応する「市場価格」により算定される「連動型」の料金プランで、新電力会社からの切り替えを希望し、高圧以上の電気を利用する事業者を対象としています。
東北電力は燃料価格の高騰や、今年3月の地震の影響で福島県の原町火力発電所1号機が運転を停止したことなどから、供給量を確保できないとして新電力会社からの契約切り替えを一時、停止していました。
東北電力によりますと、5月末までに寄せられた新電力会社の徹底・契約停止を巡る相談件数はおよそ2900件にのぼり、およそ2000の事業者が「最終保障供給制度」を利用しているということです。
東北電力販売戦略部 鳴海健文 課長
「受け付けを再開してほしいという声が多く寄せられていました。それにお応えするのが大事だと思い、今回メニューを設定した」
新たな料金プランは6月20日から受け付けていて、早ければ7月1日から適用されます。
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