宮城県白石市の小学校で、27日午後3時ごろ、防球ネットで6、7人が遊んでいたところ、2本の支柱のうち1本が折れ、小学6年の男子児童2人を直撃しました。

 このうち、頭部を強く打つなどして松野翔慎さん(11)が死亡し、もう1人は、あごを骨折する重傷です。

 白石市教育委員会・半沢芳典教育長は28日、「今回は、学校の校地内においてあってはならないこと、絶対にあってはならないことが起こってしまいました。関係者の皆さんに本当に申し訳なく思っています」と謝罪しました。

 市の教育委員会によりますと、児童らがネットを背に寄り掛かったり、引っ張ったりしていた時に、支柱が根元から折れたということです。

 折れた支柱は木製で、少なくとも20年以上前からあり、いつ誰が設置したか、分かっていないといいます。

 今月12日に、学校が防球ネットを点検した際に異常は見られなかったということです。

 半沢教育長は「どこに問題あって、どういう形が子どもの命を守るという観点で改善しなくてはいけないか、検討していかなければならない」と話しました。
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