2018年に和歌山県の資産家の男性が急性覚醒剤中毒で死亡した事件で、4月28日に警察は元妻を殺人などの疑いで逮捕しました。

 和歌山県警は、4月28日に行った会見で、「事件は各方面から注目を集めていた、無念を晴らすことができたのではないか」と安堵の表情を見せた一方、具体的な内容については回答を差し控える場面が目立ちました。

 殺人などの疑いで逮捕されたのは東京都品川区に住む元妻・須藤早貴容疑者(25)です。警察によりますと、須藤容疑者は2018年5月、和歌山県田辺市の会社社長・野崎幸助さん(当時77)の口から覚醒剤を摂取させ、急性覚醒剤中毒にさせて殺害した疑いなどが持たれています。

 警察は逮捕された元妻・須藤早貴容疑者の認否については明らかにしていません。

 また警察は、事件性を認めた理由については、「野崎さん本人の誤飲ではなく、須藤容疑者が覚醒剤を入手したことで判断した」としています。殺害方法については「致死量の覚醒剤を口から摂取させた」としていますが、具体的な方法は「今後の供述を踏まえて立証する」などと明らかにしていません。警察は立証が非常に難しかったと述べていて、今後も慎重な捜査が続けられる見込みです。

#MBSニュース #毎日放送 #紀州のドンファン #和歌山県田辺市

WACOCA: People, Life, Style.