新潟市西蒲区の旅館『高島屋』で行われている将棋のタイトル戦・第93期「棋聖戦」第2局。

今期は、棋聖戦2連覇中の藤井聡太五冠に、永瀬拓矢王座が挑んでいます。

【藤井聡太 五冠】
「厳しいスタートになってしまったとは思っているんですけど、立て直せるように頑張っていきたい」

【永瀬拓矢 王座】
「目の前の一局に集中して、いい将棋を指せれば、結果が幸いすることもあるのではないかと思う」

第1局は永瀬王座が制し、藤井五冠は、連敗すれば後がなくなる注目の1局に!

午前9時、永瀬王座の先手番で対局が始まると、後手・藤井五冠は、ルーティン通りお茶を一口含んでから、2手目を指しました。

午前中は、持ち時間4時間のうち2時間以上を消費した藤井五冠に対し、永瀬王座は、消費時間わずか「8分」で昼食の休憩を迎えます。

午後に向け、藤井五冠が選んだ勝負飯は・・・

【藤井聡太 五冠】
「新潟米どころという印象があるので、それも楽しみにしている」

新潟名物・南蛮エビなどが入った「にぎり寿司」!

【高島屋 高島基子 女将】
「カレーがお好きと聞いて、和食の板前が作ってトライしたが、地元のお寿司が勝ちました」

この日のために7種類の昼食メニューを用意したと言います。

また、対局中にはおやつも提供されますが・・・

【高島屋 高島基子 女将】
「実は2人とも『これ』っていう風におっしゃって」

両者が選んだのが、新潟市中央区の菓子店・丸屋本店のケーキ『プランタン』でした。

【丸屋本店 本間彊 会長】
「大変光栄です。突然のことだったので…大変うれしく思います」

棋聖戦の効果か・・・この日はひっきりなしに電話が!

【店員】
「プランタンを3個、明日もらいたいので取りに来たいお電話」

2人が選んだのは生クリームやいちごのピューレなど4層のクリームの上に、つやつやの越後姫が乗ったカップケーキ。

1日50個限定で、15日は午前中に完売したと言います。そのお味は?

【長谷川珠子 アナウンサー】
「生クリームはふんわりとしていて、後味は比較的さっぱりなんですが、その分イチゴのピューレが濃厚なので、その甘さを引き立てています」

フランス語で“春“を意味する『プランタン』

【丸屋本店 本間彊 会長】
「“春”というのはおめでたいとか、いいことがある、幸せにつながる、そういう意味があるわけですね。一年を通して、プランタンでありたいなと思っている」

果たして、どちらに勝利という幸せが訪れるのか、藤井五冠が対局を優位に進め、終盤戦に突入しています。

2 Comments

  1. 藤井棋聖勝利おめでとうございます㊗️
    越後姫🍓のプランタン美味そうう。近くなら買いに行くのに食べられないのが残念です。

  2. 棋戦が日本文化として文科省から何かしらの援助を受けているなら、タイトル戦ぐらいは着物着用を決めたら良いのでは無いかと思いますが如何なのでしょうか?
    日本文化の総ての根本は「品位と教養」だと思います。