26日は、3度目の「緊急事態宣言」が出されて、初めての平日となりましたが、去年4月の緊急事態宣言時と比べると、都内の人出は多く、小池百合子都知事は改めて注意を呼び掛けました。
品川駅の様子は、先週とそれほど変わっていないように見えます。
会社員に「電車の中は?」と聞くと、「あまり普段と変わらなかった」「全然減ってないですね」などと答えていました。
■1度目とは違う“宣言中”街の様子
通勤時間帯だけではありません。26日午後2時前の渋谷スクランブル交差点には、大勢の人が行き交っていました。
1回目の緊急事態宣言が出されていた去年の4月と比較すると、人の多さがよく分かります。
なぜ、人出は抑えられないのでしょうか。取材をすると、1回目の緊急事態宣言の時とは違う、街の様子が見えてきました。
百貨店は、休業要請の対象になっているため、今もシャッターが閉まっています。ただ、隣には、同じような大型の家具店がありますが、こちらは対象ではないので、26日も開いています。
1回目の緊急事態宣言では、渋谷にある多くの施設が休業しました。しかし、当時は要請に従ったものの、今回は営業を続けている店があります。
その理由を聞いてみると、営業している施設は「生活必需品を扱う店は、休業要請の対象外と聞いています。今、うちで扱っている衣類もキッチン用品も、生活必需品と捉えているので、営業を続けていきます」としています。
営業している店が、人出にどれだけ影響しているかは分かりませんが、小池都知事は26日、「『都県境は越えないで下さい』と申し上げています。しっかり守って頂きたい。今回のコロナは従来よりも強い。だから、関西が大変になっているので、首都圏でそれを繰り返したくない」と、改めて注意を呼び掛けました。
■小池知事“インド株”に「かえって怖い」
26日、東京の新規感染者は425人で、26日連続で前の週の同じ曜日を上回っています。また、猛威を振るう変異ウイルスに関しては、心配な情報もあります。
小池知事は、「インド株が都内でも見つかっています。それがどういうものか分からないことが、かえって怖いです」と話していました。
東京都は26日、国立感染症研究所の検査で、80代女性のインド由来の変異ウイルスへの感染が判明したと明らかにしました。
 感染の経緯などは明らかにされていません。女性は一時入院していましたが、すでに退院しています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
 
						
			
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