全国の自治体に向けた新型コロナワクチンの発送が今週から始まります。接種の予約受付が本格化するなか、各地で混乱が広がっています。

名古屋市内の区役所では26日朝、接種の予約をしにきた高齢者による行列ができました。

名古屋市では、電話とインターネットのみの予約ですが、電話がつながりにくい状態が続いていることや、インターネットでの予約方法が分からない高齢者がここ数日、区役所に詰めかける事態になっています。

さらに「区役所や保健所に行けば予約が取れる」と口コミが広がり、来る人が急増しました。

ただ、名古屋市は、密を避けるため、家族の支援を受けてネット予約をするよう、高齢者に呼び掛けています。

26日から接種予約が始まった石川県白山市では、ネット予約が一時、なかなか取れない状態になりました。白山市が使っているネット予約のシステムは、全国の自治体で多く使われているため、回線が込み合ったということです。

接種の予約が進まない自治体もあるなか、政府は、大規模接種会場を開設する方針を固めました。

会場は、東京と大阪に設け、一日当たり1万人の接種が行えるよう、医師や看護師の資格を持つ自衛官も活用する方向で調整を進めています。

ここでは、今後承認が見込まれるモデルナ製のワクチンを使う方針だということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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