青空が広がった福島県相馬市。
ただ、墓地では多くの墓石が倒れ、通路をふさいでいた。

「お父さんごめんね、お父さん建ててくれたお墓なのに」
但野雅子さん。震災の津波で父親の勝さんを亡くした。

「海苔とアサリをやってて海一筋のお父さんでしたよ」
「涙しか出ない。また一からやり直し」

この墓には、今月11日の命日にお参りしたばかり。
「お父さん寒くても我慢してもらうしかない。お墓直るまでちょっと我慢してね」

また、菊地えつ子さんも被害を目の当たりにして立ち尽くしていた。
「なんか涙出てきそうだ。がっかりしてね」
修理をするにも、石材店には多くの依頼が来ているため時間がかかるという。

「一週間の間こんなに大きな地震来ないように。どうぞ成仏してください、見守ってくださいってお参りしました」

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