南海トラフ巨大地震は、一つの地震として取り上げられることが多いですが、実際には、どこで、どれくらいの規模で発生するか、様々なケースが想定されています。ほとんど知られていない情報ですが、南海トラフ巨大地震がいかに不確定要素の多い地震かを理解していただくために、この動画では全てのケースを順に紹介しています。マグニチュード9.1、最大震度7、津波34mという数字ばかりがクローズアップされがちですが、実際にはこれよりも小さな地震の方が発生する確率が高く、マグニチュード9.1の巨大地震では避難が困難とされている場所でも、一番小さなケースであれば助かる、という可能性もあります。
南海トラフ巨大地震は全部で15のケースが想定されています。南海トラフの東側で巨大地震が起きたのちに、西側でも巨大地震が起きるケース、全体が一度にずれ動くケース、プレート境界側が震源域となるケース、陸側が震源域となるケースなど様々なケースが想定されています。中には、宮崎県の沖の日向灘にまで震源域が広がるケースもあります。もし仮に最大クラスの地震が発生すれば東海地方から九州にかけての広範囲が震度7の非常に激しい揺れに襲われ、高知県や静岡県などでは30mを超える大津波に襲われます。
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