25日にも発出される緊急事態宣言では、酒類やカラオケを提供する店への休業要請などの対策が取られます。

 飲食店などに酒を卸している、大阪市内の酒店です。

 伊吹屋・小牟礼隆之店長:「『酒を出すな』という時点で売り上げはゼロになる。死刑宣告です」

 「打開策はない」と言います。

 伊吹屋・小牟礼隆之店長:「『“家飲み”に(販売の)対象をふれ』と言われることもあるが、ここは繁華街。皆さん、スーパーで買う」

 「せんべろ」で有名な、東京・赤羽です。店の名物は、プリップリのホルモン。

 元祖七輪炭火焼元気屋いくどん赤羽店・斉藤誠剛さん:「ホルモンだけ食べてアルコールはなしというのは、ひどい」

 緊急事態宣言により日常的に酒類を提供している店でも、期間中、酒類を提供せず食事のみを提供すれば休業する必要はありません。しかし・・・。

 元祖七輪炭火焼元気屋いくどん赤羽店・斉藤誠剛さん:「赤羽は『せんべろ』で飲み歩きという文化がある場所なので、この時期色んな人が集まると、どこかでクラスターが発生したら・・・。休業した方が良いんじゃないかと」

 影響を受けるのは、酒類を提供する店だけではありません。

 飲食店などに、自社で作った氷を届ける会社です。

 冨士氷室・植松寛社長:「アルコールが出ないと、ほとんど氷を使ってもらうシーンがない。皆無になる可能性がある。苦しい」

 今は売り上げが通常の約6割落ち込んでいるそうです。

 冨士氷室・植松寛社長:「(今後)8割落ちたら厳しい。商売として成り立たない」

 これから迎えるゴールデンウィーク期間、イベント会場に氷を届ける予定ですが、キャンセルが相次いでいます。

 冨士氷室・植松寛社長:「人が多く出る所は止めなくちゃいけないのは、当然、分かる。我々からすると、一番のかき入れ時に厳しい。その一言。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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