新型コロナの変異型、特にイギリス型は、重症化までのスピードが速いです。大阪府では、これまで8日だったのが、6.5日になっているというデータがあります。また、重症化する50代以下の割合が35.6%と、若い人の割合が増えています。感染症に詳しい関西福祉大学の勝田吉彰先生に聞きます。
(Q.今後、変異株との付き合い方というのは、変えていくべきなのでしょうか)
発想を変える必要があります。私たちは、従来のものと全く違うものと戦っているということで、頭を切り替えなくてはいけません。これまで大丈夫だったから、大丈夫というわけではありません。ただ、やること、手洗い、咳エチケット、ソーシャルディスタンス、3密回避など、同じですが、ぜひ強調したいことはサスティナビリティ、持続可能性。そして、継続していくことです。これまで大丈夫であったところも、大丈夫ではなくなるということを強調したいです。
続いてワクチンについてです。東京都の小池知事は20日、ワクチンの確保について自民党の二階幹事長から「東京や首都圏、また、関西地域など、いま火が燃えさかっているところは、できるだけ重点で抑えられるようにもっと声を上げていい」という話があったとしています。
(Q.これを、どのようにご覧になりますか)
感染がたくさんあるところに、ワクチンをたくさん回すように要望しなさいということを言いたいのかと思いますが、ここで必要なことは、機動的にできるかどうかです。これは、感染が伸びていないところからワクチンを取り上げるという意味でもあります。しかし、いま、燃えていないところであっても、広がるのはアッという間です。変異株の感染スピードは従来とは違います。もし、いま取り上げられたところに、感染が広がった場合、さっと戻せるかどうか。その機動性、スピード感というのが求められるということを強調しておきたいです。
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