去年11月の営業運転の開始直後にトラブルで運行を取りやめたJR山手線の新型車両がきょう、およそ3カ月ぶりに運行を再開しました。
 山手線に13年ぶりに登場した新型車両は台車のセンサーで車両の重さなどを把握し、アクセルとブレーキを調整する最新型の情報管理システムを初めて導入しました。しかし、去年11月30日の営業運転の開始直後、システムの不具合でドアが開かないといったトラブルが相次ぎ、JR東日本は運行を取りやめました。その後、不具合が見つかった新しい情報管理システムのソフトを改修しブレーキのタイミングを変えるなど、さまざまな想定で試運転を続けてきました。そして検証の結果、異常がないことが確認されたとして、JR東日本はきょう、およそ3カ月ぶりに営業運転をスタートしました。
 JR東日本は慎重に運行状況を見極めるため、新型車両はきょうは外回りを8周するだけで、あすとあさっては運転しないということです。また、10日以降に2週間程度、限定的に運行する予定です。

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