岩手県内で大規模な災害が発生した場合の対応の手順を確認する訓練が、4月25日に県庁で行われた。

訓練には県と警察、消防、自衛隊から100人あまりが参加し、三陸沖で東日本大震災クラスの地震が発生したとの想定で行われた。

これは有事の際、県の災害対策本部を円滑に運営するため年度当初に毎年行われているもので、25日はいつ・どこで・何が起きるか事前に知らせないブラインド形式で実施された。

参加者たちは「情報の入らない地域ほど被害が大きい可能性がある」などと声を掛け合いながら情報を取りまとめ、関係機関との調整にあたっていた。

県復興防災部 工藤直樹副部長
「日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震の想定もあるし、こういった訓練をしながらしっかり備えたい」

県は3月、宮古市で29.5メートルなどとした、将来起こり得る最大クラスの津波の想定を公表したこともあり、参加者たちは真剣に手順を確認していた。

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