《春闘闘争宣言行動》
 1月17日、経団連を包囲する春闘闘争宣言行動を皮切りに、今年の春闘が本格的にスタートしました。
 全労連・国民春闘共闘委員会は、丸の内オフィス街から経団連に向けてデモ行進して、国民春闘に合流し、大幅賃上げの実現、憲法と労働法制の改悪を阻止しようと呼びかけました。
 政府は、今国会で、過労死ラインを超える長時間残業を法的に認める「働き方改革関連法案」の成立を狙っています。また憲法に自衛隊を書き込むことで憲法9条を空文化させる憲法改悪に突き進もうとしています。
 戦後政治の大きな転換点を迎え、行動にはのべ1,400人が参加。デモ行進の後、日本経団連を包囲し、賃金上げろ、雇用を守れ、社会的責任を果たせと訴えました。
 金融機関の仲間からは、アベノミクスが破綻し、その矛盾は地域の崩壊を進めているとの報告があり、教職員組合からは、長時間労働で100名以上の初任者が精神疾患で離職している実態が報告されました。
 大幅な賃上げと、賃金底上げで経済を活性化させましょう。すべての組合員の参加で春闘をたたかって行きましょう。

《争議支援行動》
 全労連と東京地評は、12月7日、不当解雇や組合差別を行う企業に対し、争議解決を求める総行動を行いました。
 IBM労組は、不当解雇された11名、5件の裁判を支援してきました。昨年3月に全面勝利判決を勝ち取り、その後、4件10名の裁判で解雇無効の判断が下され、昨年末までに3名が職場復帰を果たしています。集会には350名が参加。残る1名の高裁判決勝利に向け、決意を固め合いました。
 神奈川県では、日産の不当解雇闘争の支援を求める宣伝行動が行われました。2009年1万2千名のリストラを行った日産自動車との闘いは、今年9年目を迎えます。70名の支援者が集まり、本社前で集会を開きました。
 165名の不当解雇と闘っているJAL不当解雇撤回原告団は、厚労省前で抗議行動を行いました。
 昨年、整理解雇の中で不当労働行為があったとの判決が確定し、ILOからはJALと原告との対話を求める勧告も出されました。参加者は、JALに対しILO勧告を履行せよと厚労省へ訴えました。

〈働き方改革ってなんだろう?〉
  12月7日、労働弁護団は、「働き方改革ってなんだろう?」と題した集会を開きました。会場のスクリーンには札幌、大阪で同時開催の集会を、ネットで中継。福岡からも運動の報告がありました。
  真の働き方改革を求め、政府法案の通常国会での成立を許さない世論を作りましょう。

  政府が「働き方改革国会」と位置付け、国会審議が始まった働き方改革法案。一体どんな内容なのか、政府のすすめる法改正のポイントを、全労連、伊藤常任幹事がわかりやすく解説した動画もユーチューブでご覧になれます。職場討議にご活用ください。

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