大阪府が国に対して3度目の緊急事態宣言の要請をすることを決定しました。
現在、全国最多の新規感染者を出している大阪。20日も1153人に上っています。また、重症病床の使用率も、19日の時点で80%となり、すでに医療現場は逼迫(ひっぱく)し、滋賀県にも重症者の受け入れを要請。
吉村知事は街全体の人の動きを止めることが必要だとし、3度目の発出となれば、飲食店だけでなく、百貨店やテーマパークなどにも休業要請を行うことを検討しています。
一方、東京でも緊急事態宣言を要請する方針を固めました。20日の新規感染者は711人と増加傾向ですが、重症者の病床使用率は15%と緊急事態宣言発出の目安には至っていません。
まん延防止措置ではなく、なぜ緊急事態宣言なのでしょうか。大きな判断を前に、飲食店は不安を募らせます。
東京・神田。自家製のどぶろくと新鮮な魚介類が売りの居酒屋。ランチ営業を始めたり、コスト削減などやれることは何でもやってきたと言いますが、2度目の宣言が解除されて以降、予約が入るようになり、明るい兆しが見えたと思いきや「まん延防止措置」の適用後、再びキャンセルが相次ぎ、19日の予約はゼロ・・・。
先月の売り上げは1年前と比べて100万円のマイナス。
にほんしゅほたる店長・山畑晃一さん:「補償だけではもういい加減まかないきれない・・・」「(Q.最悪の事態を考えたりは・・・?)(オーナーからは)『そういう話も(店を畳むことも)こういう状況が続けば考える』とは言われました」
そんな声が上がるなか、今月20日に小池都知事は・・・。
東京都・小池百合子知事:「医療崩壊を、提供体制を守るというような観点から、総合的に何をすべきなのか総点検しているところです」
そして20日、大阪の緊急事態宣言について聞かれた麻生財務大臣は。
麻生財務大臣:「緊急事態宣言を出されるにあたって何を言ってきているのか全然知りませんから。吉村つったけな・・・あそこの知事さん。(時短で)9時から8時になって効果が出たかと言うと誰もお答えにならないんで。良い影響が全然出ないのに締められたら店もたまりませんから。日本の場合は死亡者がそんなに出ているわけでもないようですけど。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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