日本救急医学会が組織している福島第一原発事故緊急ワーキンググループの機能と活動について、救急医学会の幹部が記者会見した。説明したのは△太田祥一・東京医科大学教授・日本救急医学会広報委員会委員長△有賀徹・昭和大学病院長・同学会代表理事△坂本哲也・帝京大学教授・同学会理事、福島原発事故緊急ワーキンググループ担当理事△山口芳裕・杏林大学教授・同学会理事、福島原発 事故緊急ワーキンググループ委員長(発言順)
救急医学会原発事故緊急ワーキンググループは政府の現地対策本部がおかれたオフサイトセンター(福島県庁内)に災害医療アドバイザー(のべ28人)を派遣し、さらに救急搬送の拠点となるJヴィレッジの医療チームに総括医師(のべ29人)を送っている。原発敷地内で働く作業員2000人の救急・災害医療の指揮・調整にあたっている。派遣された学会の医師は所属する病院など機関からの出張として無報酬で出動している。原発敷地内の救急患者は、放射線被ばく量を測定し、必要な場合は除染措置をとってから病院に搬送しなければならない。原発から20キロ離れたJヴィレッジまで東電の車で運び、Jヴィレッジからドクターヘリや救急車で病院に運ぶので、通常の救急患者より時間がかかる。救急車やドクターヘリは20キロ圏内には入れない、という。原発からJヴィレッジへ搬送された患者は計53人。うち死亡1人、全身除染3人(放医研へ搬送)、負傷33人、熱中症・脱水症状7人だった。
日本救急医学会のホームページ
http://www.jaam.jp/index.htm
資料 http://www.jnpc.or.jp/files/2011/06/024bc921fe6227ee48374e1526bebad6.pdf
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