チェルノブイリ原発 ロシア軍により電源喪失　放射性物質漏えいのおそれ[ウクライナ侵攻](2022/03/09)

ウクライナ当局は、ロシアによる軍事行動で、チェルノブイリ原発で電源が喪失し、放射性物質が漏れ出すおそれがあると発表した。

チェルノブイリ原発の管理会社は9日、「ロシアの軍事行動のせいで、チェルノブイリ原発への電源供給がなくなった」と明らかにした。

また、軍事行動が続いていることで、修理することも不可能だとしている。

チェルノブイリ原発には使用済燃料が保管されていて、ウクライナのクレバ外相はツイッターで、予備の発電機が48時間しか持たず、その後、電源供給がない場合、冷却機能が働かなくなることで、放射性物質が漏れ出す事態になると警告している。

これに対して、IAEA(国際原子力機関)は、使用済み燃料プールに水が十分あるなどの理由から、停電後も安全性に重大な影響はないとの認識を、9日午後に示した。

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