電力各社でつくる電力中央研究所(電中研)は22日、東日本大震災時に地上で氾濫した津波を3分の1の縮尺で再現できる世界初の大型実験施設を報道陣に初公開した。高さ2メートル程度の津波を作ることができる。
この日は、水路に高さ1・5メートルの防潮堤を設置し、津波を衝突させる実験を公開。津波は激しく跳ね上がって、あっという間に防潮堤を乗り越えた。
政府や電力会社からの受託実験にも応じる。電中研は当面、原子力発電所など電力設備の津波に対する強度を詳しく検証する。

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