北京パラリンピックのアルペンスキー、女子スーパー大回転の座って滑るクラスで村岡桃佳選手が金メダルを獲得しました。

村岡選手は持ち味の正確なターンで安定した滑りを見せ、1分23秒73のタイムで5日の滑降に続いて今大会2個目の金メダルとなりました。

また、2大会ぶり出場の田中佳子選手は5位でした。

銀メダルはドイツのアナ レーナ・フォルスター選手で、銅メダルは中国の張ブン静選手でした。
大会前に右ひじ痛めるも見事な滑りで2日連続の「金」
連日の金メダル獲得となった村岡桃佳選手。日本選手団の主将として大会序盤から結果で日本チームをけん引しています。

村岡選手は前回のピョンチャン大会で金メダル1つを含む5つのメダルを獲得し、一躍、日本女子チェアスキーの顔となりました。
今大会は日本選手団の主将を務めていますが、ふだんは自他ともに認めるシャイな性格で人前に出ていくタイプではないと言います。村岡選手に主将就任の打診があったのはことし1月でしたが、その直後、練習中に転倒して右ひじのじん帯を損傷しました。箸を使えないほど痛みが出て雪上練習もできなくなり、1か月半後に迫る大会に向け不安が募りましたが、悩んだ末に大役を引き受けることを決断しました。
「誰かの後ろをついてばかりの自分を卒業する機会だとも思っている。かっこいい背中を見せて引っ張っていける主将になりたい」と誓って臨んだ大会で、競技初日から2種目続けての金メダル獲得。右ひじを痛めた影響は滑りからは感じさせず、精神的にも一回り大きくなった姿を見せました。

たくましさを増した25歳はこのあとも背中で日本チームを引っ張っていきます。

引用:NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220306/k10013516621000.html?utm_int=news-sports_contents_list-items_002

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