<3月16日に福島県を襲った最大震度6強の地震を防災のプロはどう見る?>
東京大学大学院客員教授・防災マイスターの松尾一郎さん:
「毎年のように大きな地震が続くと『いい加減にしてくれ』と思ってしまいますよね。だけど、今回の福島県沖の地震と、一年前の2月13日の福島県沖地震というのは、隣り合った場所で起こった兄弟地震なんです。今後も近い場所とか、海溝型から内陸の直下で地震が発生するというのは”起こり得る”と思うんです。
これは歪みが解消されるまで続くんです。大きな揺れへの対策、備えは進めておきたい。
今回の地震では、福島県新地町含め個人や事業者の復興というのが、地域の復興につながる。そういう意味では、国の局地激甚災害に指定されて、国から支援をされるというのは、とてもいいことだと思います」
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<福島県の被害まとめ 4月15日時点>
【死者】1人
【ケガ】重傷者9人を含む101人
ピーク時には、352世帯395人を受け入れていた避難所。1カ月経っても14世帯19人が避難生活を余儀なくされている。
《現在、その避難者を唯一受入れているのが相馬市》
震度6強の地震が襲った福島県相馬市で、発生直後から避難生活を続ける佐々木光一郎さん。
佐々木光一郎さん:「自宅は全壊にあたって、次のステップアップを探しているような感じになりますかね」
母と暮らしていた、木造の自宅には帰ることができない。
佐々木光一郎さん:「天に祈って、余震の方も止まってほしい」
休みの日は外に出て気分転換を心がけているが、身体的にも精神的にも厳しい状況が続いている。
佐々木光一郎さん:「苦しいような状態に強いられて、精神的にもちょっとまいってます」
市営住宅に移ることも考えているが、まだ具体的な見通しは立っていない。
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<長期化する避難生活に求められるものとは>
東京大学大学院客員教授・防災マイスターの松尾一郎さん:
「これだけ地震が多発している。丁度いま活動期にある考えれば、ある程度住まいを揺れに耐えられるように強くしておくのは必要。すべての人ができるわけではない。そういう意味では、各地市町村で『耐震化促進計画』を20年ぐらい前から進めているんですよ。これを、極力住民の負担が少ないように、より地震に強い家にしていくというのを、地域で連携して進めていくしかないと思います」
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<確認件数が増え続けている住宅被害>
【全壊】73棟 【半壊】999棟 【一部破損】1万512棟
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