夏目は国家試験を目指し、最期の追い込みの毎日だ。
美紗子とは一緒に勉強をする仲だが、それ以上には発展しない。
一方、アキは仙台の病院で看護助手をしながら、看護婦になるための勉強を続けていた。
夏目は正一から、仙台の病院の場所を聞き、アキの忘れ物を届けにいく。
しかし、一生懸命働いている姿にうたれ、声をかけることもできなかった。
もう別の道を歩いていることを実感した夏目だった。
医師の国家試験が行われ、夏目と美紗子、健二も学校を卒業する。
東京で看護学校の予備校の集中講座に通うことになったアキは、書店で夏目に再会する。
久しぶりに公園で話し合う二人。
もう会うことはないと思っていたというアキ。
夏目はまた必ず会えると思っていたと打ち明ける。
なぜ別れたのか、夏目は確かめようとする。
臆病で勇気がなかったとアキは答えた。
それが過去のことのように話すアキの言葉が、夏目は寂しかった。
そして、国家試験の発表会場。
夏目たち三人は合格していた。
夏目は結果を潤の墓に報告に行く。
墓前に紙飛行機があるのを見て、夏目はアキが近くにいることを知る。
やはり、アキともう一度やり直したい。
夏目は、大学の構内やラボなどをアキの姿を求めて走り回る。
公園でやっとアキを見つけた夏目は・・・。
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