ロシア軍の幹部がプーチン大統領を恐れるあまり戦況を正しく報告できていないと、アメリカ政府が分析しました。プーチン大統領の周辺で何が起きているのでしょうか。
いまだ、攻撃の手は緩んでいないようです。
北部・チェルニヒウ。ロシアが兵力を削減するとした街です。州知事は、停戦協議後も市場などが砲撃されたと訴えます。
チェルニヒウ州知事:「きのうロシアはチェルニヒウとキエフ方面への攻撃を削減すると公言した。もちろんそんなものは信じられない」
大統領も、警戒感を強めています。
ウクライナ、ゼレンスキー大統領:「ロシア軍は東部ドンバス地方で再度、攻撃をするため戦力を拡大しています。ロシアの話は信じていません」
マリウポリで負傷し、病院に搬送された3歳の男の子。父を探す声が、響き渡ります。
街の9割が破壊されたマリウポリ。取り残された、およそ17万人がわずかな食料を頼りに暮らしています。
マリウポリに残り生活する人:「干しブドウやキャベツとジャガイモを見つけたので・・・。それで食事を作っています」「どんな水だか分からないけど、それを飲むしかありません」
頼みの綱である赤十字の救援物資倉庫も、砲撃を受けました。
マリウポリから避難してきた人:「爆弾が落ちてきてとても怖かったです。マリウポリはもうなくなってしまった」
そのロシア軍。キエフに展開している一部が撤退。次の作戦に備えた、補給の一環だとする見方もあります。
イギリス政府は、ロシア軍の士気の低下を指摘しています。
イギリスGCHQ、フレミング長官:「ロシア軍の兵士たちは武器が不足し、士気も下がっている状態で命令を実行することを拒否し、自軍の武器を故意に破壊したり偶発的に自軍の航空機を撃墜したりしています」
こうした戦況、肝心の人には届いていないのでしょうか。
ホワイトハウス、ベティングフィールド広報部長:「プーチン大統領は軍の動きの悪さや経済の疲弊について側近から誤った情報を受けていたのだと思います」
アメリカ政府高官はプーチン大統領が、戦況などを軍部から正しく報告されず、軍部との間に緊張が生じているとの見方を示しています。
ホワイトハウス、ベティングフィールド広報部長:「側近は、プーチン氏に真実を伝えることを恐れているためだ」
長年、ロシアを見てきた専門家も、肯定しています。
ガルリ・ガスパロフ氏:「全く驚くことではありません。彼は22年間も権力の座に居座っているのですよ。側近の中に悪いニュースをあえて伝える人がいると思いますか?」
ロシア国内では、侵攻に反対した側近・チュバイス大統領特別代表が辞任、出国したと報じられています。
その土壌となる、こんなエピソードも明かされています。
ニューヨーク・タイムズ:「プーチン氏は侵攻以前に悪い情報を与えたとして2人の情報担当高官を自宅に軟禁した。恐怖感が漂っている証拠となるかも知れない」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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