新型コロナウイルスの感染拡大で、3カ月以上にわたってロックダウンが続いていたイギリスで、徐々に規制が緩和されロンドンではパブなどの営業が再開しました。
イギリスの感染者数は、一日あたり6万人を超える日もありましたが、最新だと3568人まで減りました。
再拡大を防ぐポイントの一つは『集中検査』という変異株への対応でした。
今年2月、南アフリカ型変異株の拡大が危惧されると、イギリス政府は、新しい変異株が確認された地域で集中検査を実施。検査キットを戸別訪問で配ったり、検査を要請する手紙が送られました。
このような集中検査の結果、南アフリカ型変異株の感染者が疑い例を含めて74人見つかったロンドン南部の2つの地区では、11歳以上の人すべてが検査を受けるよう政府から勧告が出されました。この地区の人口は約66万人で、東京・中野区と新宿区の合計に相当します。
イギリスでは今、変異株が重点的に研究されています。
ケンブリッジ大学(臨床微生物学)ラヴィ・グプタ教授:「ウイルスが人に感染する限り、変異を繰り返し、免疫のある人にも感染して、逃避変異していきます。しばらくはウイルスとのせめぎ合いになります。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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