2014年6月4日(水)から上演中の舞台「赤鬼」の
公開舞台稽古(ゲネプロ)と囲み取材が行われ、
演出を務める中屋敷法仁さん、出演者の黒木華さん、
柄本時生さん、玉置玲央さん、小野寺修二さんが登壇されました。
舞台「赤鬼」は1996年にNODA・MAPの番外公演として初演。
富田靖子さん、段田安則さん、野田秀樹さんに加え、
赤鬼役にロンドンよりアンガス・バーネットを迎えわずか4名の俳優のみで上演。
人種間における差別という普遍的なテーマを、
巧みな言葉と軽快なテンポで痛快に描き出す同作品は、当時から大きな話題になりました。
その後2004年に、タイ版、ロンドン版、日本版の3バージョンにて上演され、
再再演を望む声が強かった作品です。
そして今回、満を持して演出を任されたのが
「柿喰う客」の中屋敷法仁さん。
現代の若手演出家の旗手とも言える彼が伝説の野田作品を
どう演出するのかに注目が集まっています。
6月4日の初日直前に行われた
公開舞台稽古(ゲネプロ)と、囲み取材の様子を撮影してきましたので、
動画でご覧ください。
最後に玉置さんがおっしゃっていたように、
円形舞台というのは
「みんなでその芝居を共有している」感が強いですよね。
実は私は最近イーオシバイで取り扱いを始めた
初演版「赤鬼」のDVDを観ていたので、
ストーリーは知っていたのですが、
最後のシーンで不覚にも涙がこみ上げてきました。
円形舞台を上手く使った演出、
躍動感のある若い俳優陣の演技、
そして、ひとり異質な存在感を放っていた
小野寺さんの動きなど、見どころ満載の舞台です。
期間は短いですが、是非ご覧ください!
詳しくは舞台「赤鬼」公式サイトをご覧ください。
http://www.aoyama.org/topics/2014/akaoni.html
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ある日、村の砂浜に肌の色も言語も違う異人が打ち上げられる。
村人はそれを「赤鬼(小野寺修二)」と呼び、
村八分にされている「あの女(黒木華)」が呼び寄せたという偽りの噂が広まる。
赤鬼は人を喰うと誤解され、村人に迫害されたあげく処刑されることが決定する。
あの女は徐々に赤鬼と心を通わせ、赤鬼が人でなく花を食べること、
理想の地を求めて浜にやってきたことを知り、
白痴の兄「とんび(柄本時生)」、嘘つきの「ミズカネ(玉置玲央)」と共に、赤鬼を救出しようとするが・・・。
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舞台「赤鬼」
【作】野田秀樹 【演出】中屋敷法仁
【出演】黒木華 柄本時生 玉置玲央 小野寺修二
【公演日程】
2014年6月4日(水) ~15(日) 東京:青山円形劇場
詳しくは舞台「赤鬼」公式サイトをご覧ください。
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